芝庭への一歩におすすめの芝生の種類「高麗芝」 | 芝生ブログ(芝生の管理日記)2024.01.27
美しい芝生の庭で子供たちと楽しい時間を過ごすことや、友達を呼んでのBBQなど、憧れの庭のイメージは多くの方に共感を呼ぶことでしょう。しかし、「芝生の育て方は難しそう」「手入れが煩わしそう」と感じ、一歩を踏み出すのをためらったことはありませんか?
芝生にも様々な種類があり、初心者が手軽に育てられるものや難しいものなどが存在します。そこで今回は、初心者にぴったりな芝生の選択、「高麗芝」を紹介します。
芝生の多様な選択肢
初めての芝生育てには戸惑うこともあるでしょう。芝生は大まかに3つのグループに分かれ、それぞれ特長があります。日本芝、西洋芝、そして暖地型と寒地型。これらのグループには様々な品種が属しています。
たとえば、日本芝は日本原産で、温暖な気候で育ちます。初心者にとって、失敗にも回復力のある日本芝が適しています。その中でも、「高麗芝」が特におすすめです。
「高麗芝」のおすすめポイント
日本の高温多湿な気候に対応した芝生の中でも、「高麗芝」は優れた性質を持っています。夏や梅雨の多湿な環境にも耐え、日陰にも強く、手入れも比較的簡単です。ホームセンターで手に入りやすいのも初心者にとって心強い点。また、西洋芝に比べて病気にも強く、成長スピードが遅いため、芝刈りの頻度も減ります。初心者にとっては理想的な選択肢です。
予算に余裕があればTM9もおすすめ
予算に余裕がある方には、TM9(ティーエムナイン)も検討してみましょう。これは高麗芝を品種改良して生まれた芝生で、管理が楽になるように改良されています。草丈が半分しか伸びないため、芝刈りや肥料の回数も少なくて済みます。価格は他の芝生よりも高いですが、手入れの行き届いた芝生を比較的簡単に作ることができます。
西洋芝の注意点
初心者には西洋芝はおすすめできません。なぜなら、これは海外から輸入された品種で、日本の気候に合わないことがあるからです。
日本芝に比べて病気や害虫に弱い。
暖地型西洋芝は成長スピードが速く、手入れが手間がかかる。
寒地型芝生では日本の夏の暑さを乗り越えることが難しい。
これらの理由から、初心者にとっては維持管理が難しく手間がかかる芝生の種類です。
北海道~東北地方におすすめの芝生
高麗芝は関東より南の地域、温暖な気候の方に適しています。北海道から東北地方の方には、ケンタッキーブルーグラスがおすすめです。これは寒冷な地域でもよく育ち、寿命が長く、病気に強く、踏みつぶしても傷まないといったメリットがあります。
初心者が育てやすい芝生のまとめ
最後に、「初心者が育てやすい芝生」について簡単にまとめましょう。
芝生の育て方や品種の選択は、庭づくりにおいて重要な一歩です。初心者が育てやすい芝生を選ぶ際には、「高麗芝」が優れた選択肢となります。その理由は、日本の気候に適しており、耐病性や日陰への適応力が高いからです。
また、予算に余裕がある方には「TM9」もおすすめ。手入れが楽になる特徴があり、手軽に美しい芝生を楽しむことができます。
ただし、西洋芝は初心者にはおすすめできません。日本の気候に適していないため、管理が難しく手間がかかります。地域によってもおすすめの芝生が異なるため、育てる地域の気候や条件を考慮して選ぶことが大切です。
最終的な選択は、あなたの庭に対するこだわりやライフスタイルによるもの。失敗を楽しみに変え、芝生の成長を楽しむことが、美しい芝庭づくりの鍵です。初心者でも手軽に始められ、楽しみながら育てることのできる芝生で、理想の庭を手に入れてください。
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