芝生の暗渠排水実践編暗渠排水の作り方
水はけをよくする為に暗渠排水を設置
我が家の裏庭に芝生を植えようと思っていたのですが、我が家は山を削った住宅地に建っており、裏庭は少し掘っただけで粘土質の土が出てくる、非常に水はけが悪い土壌なので、芝生が元気に育つのか少し不安でした。
そこでは土中の水はけを良くするために。暗渠排水をDIYにて設置してみようと思います。
もともと埋められている暗渠排水を探す。
外構業者が埋めた暗渠排水探し。
我が家の裏庭には、家を建てる時に、外構業者に暗渠排水を埋めて貰ってます。そこは今回芝生を植える場所と少しずれており、芝生を植える場所の水はけには役立っていないようです。
そこで今回DIYで設置する暗渠排水を、この元々埋まっている暗渠排水に繫げる形で施工します。
写真が元々埋まっている暗渠排水です。砂利の中に暗渠排水が埋まっています。しかし、結構浅い位置に埋まっていますね。これでは効果的に排水出来ていないような気がします。
透水パイプから水が染み出してきた。
透水パイプの下には水が溜まっています。昨日降った雨でしょうか、何故こんな浅い位置に埋まっているかは、雨水マスを見ればすぐ分かりました。
雨水マス自体が、地面から浅い位置にありますので、暗渠排水もこれ以上深い位置に埋められなかったのでしょう。
これからDIYでつくる暗渠排水はこの既存の暗渠排水よりも高い場所でないと行けません。既設の暗渠排水よりも低くしてしまうと水が逆流してきて逆効果です。
溝掘り作業の開始
粘土質土は掘るのがたいへん
当初計画していた深さよりも半分くらいの深さで溝を掘る作業に取りかかります。基本的に使う道具はスコップだけです。
しかし、我が家の裏庭は粘土質なので非常に硬い土なので、スコップだけで掘るのには非常に苦労しました。結局この日は一日かかって、約2mしか溝を掘ることができませんでした。
作業二日目、水勾配を付けて掘り進む。
一週間後の作業二日目、今回は昨日降った雨のおかげで、粘土質の土も軟らかくなっており、順調に掘り進めることができました。
溝は幅は約30cm程で、1mで約1cmの水勾配を付けています。全長6mで、一番深い所で45cm位の深さがあります。勾配具合は、1mで約1cm浅くなっていく感じです朝から溝を取り始め、夕方に掘り終わりました。
砕石と透水シートの施行
計画を変更し、透水管なしで施工する。
作業3日目はいよいよ砂利と透水シートの施行です。計画当初は透水管を埋めることを考えていたのですが、既設の暗渠排水は砂利の上に透水パイプが設置されているということは、ここに繫げる暗渠排水も同じように砕石の上に透水管が位置します。
これでは透水管の中に入った水は、砕石の方に流れてしまい、透水管はほとんど役に立ちません。砕石を敷くだけでも排水の効果は期待できるので、今回は役に立たない透水管は埋めずに暗渠排水を作ることになりました。
ホームセンターで砕石(バラス)を購入。
ホームセンターで砕石(バラス)を購入しました。水を通すには隙間が大きい方が良いので、大粒の砕石(バラス)を選んで購入。この砕石(バラス)を掘った溝の中に入れると、砕石と砕石の隙間が地面の中に川を作ることになり、この川を雨水が流れて最終的に雨水マスに流れるようになります。
まずは透水シートを敷く
溝に砕石を入れる前に、透水シートを敷きます。砕石の下に、透水シートを敷くメリットは、砕石と周りの土が混ざってしまい排水性が悪くなるのを防ぎます。透水シートを敷いても敷かなくても排水性には違いがないので、省略しても良いかもしれません。
砕石を敷き詰める上から透水シートをかぶせる。
ホームセンターで購入した砕石を6袋分、溝に敷き詰めます。砕石を敷き終わったら、その上から透水シートをかぶせます。
この透水シートを敷くことは重要で、「砕石」とこの後かぶせる「土」が混ざらないようにする役目があります。砕石と土地が混ざると排水性が悪化してしまうので透水シートは必須です。
土(砂)をかぶせて作業完了
透水シートの上に土をかぶせる
透水シートを被せたら、その上から山砂をかぶせて最後に足で踏み固めれば作業完了です。芝生を植える時が来たら新たに土(砂)を入れてグランドレベルを調整しようと思います。
作業日数3日間。
今回のDIYでの暗渠排水作業は延べ3日かかりました。我が家の場合、粘土質の土なので溝を掘る作業で手間取ってしまいましたが、通常なら1日で終わるような作業量でしょうか?。
悔やまれるのは、計画の深さの半分の深さになってしまったこと。これで十分に効果が発揮出来るのかは、芝生を植えてみてからのお楽しみです。
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