整地作業床づちの上手な作り方
まずは除草と石拾いをしっかりと。
芝生を張る(植える)床土を作る前に、芝生を張る場所の石や雑草を取り除いておきましょう。
砂利くらいの小さな石はそのままでも良いですが、大きな石は芝生の成長に障害になったり、芝刈りの時に芝刈機の刃が傷んだりするので、出来るだけ取り除いておきます。
雑草はなるべく手や草刈り機で取り除きます。この作業をしっかりと行わないと、芝生を張った後にすぐに雑草が生えてきて後々の除草が大変です。面倒くさがりやさんや、しつこい雑草さんには除草剤を使用してもOKです。
床土を造る
床土のポイントは、水はけを良くすること。
芝生の床土として最適なのは砂の多い土です。粘土質の土だと水の染み込みが悪くなり、余計な水分が溜まった状態で、芝生の枯れや病気の原因、根の伸びの障害になります。ですから、降った雨がすぐ排水されるように、砂の多い床土をつくることが理想的です。
【1】まずは庭の土を15cm程度耕してください。耕した後は、表面が平らになる様にレーキなど土をならしてください。
【2】水はけの良い下地を作るために、砂を厚さ4〜5cmくらい平らに敷きます。
【3】砂を敷き終わったら、ホームセンターや園芸店等で芝生の床土用の土が売ってますので、それを3cmくらい敷いてレーキなどで平らにます。
【4】足で踏み固めて土を締めます。全体に散水すると更に土が締まりますのでなお良いでしょう。
砂の上に土を敷くのは、保水性を高めて芝生を乾燥しにくくするためです。
また、このときに表面排水を良くするために、水溝や雨水枡などに向かって勾配(傾斜)をつけて整地すると水はけが良くなります。
床土つくりはこれで終わりです。この上に芝生を張っていきます。
我が家の場合は、家を建てたときに庭全面に15cmほど山砂を入れてもらっていました。床土つくりは、大きい石を拾い、床土用の土をホームセンターで買ってきて3cmくらい敷いただけです。
山砂の下はかなりの粘土質の土なので、水はけが心配でしたが今のところ順調に育っています。
土壌の酸度(PH値)
ほとんどの芝生は弱酸性から中性で良く育ちます。
芝生は弱酸性〜中性の土壌を好みます。土壌の酸性が強ければ、土を耕すときに石灰を混ぜ、芝生の種類に適した酸度(PH値)にしてください。
酸度(PH値)はプロであれば気にするポイントなのでしょうが、日本の土壌はほとんどが酸性から弱酸性のため、DIYで芝張りをする人にとっては、それほど神経質になる必要は無いと思います。
どうしても自分の家に庭のPH値が気になる方は、PHメーターというPH測定器が販売されているので購入されると良いでしょう。
土壌の酸性が強ければ、整地の時に石灰を混ぜ込んで中性に調整します。
芝生種類別 最適な土壌の酸度(PH値)
芝生の肥料
痩せた土壌には堆肥や土壌改良剤を入れる。
痩せた土壌の場合には、床土作りの時に、堆肥や土壌改良剤を入れます。ホームセンターや園芸店で売っている芝用肥料を使えば良いでしょう。しかし痩せている土壌かどうかは芝を張る前にはなかなか判断できませんので、張る前の肥料は少しにして、芝生の成長を確認しながら肥料を入れれば良いと思います。
土壌にもよりますが、基本的には何も混ぜなくても張り芝は出来るかと思います。
↓こちらのオンラインショップで購入できます。
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