芝生の病気と害虫芝生が育たない理由とは
芝生に異常が発生した時は、病気か害虫を疑う。
芝生に異常が発生した時は、人為的な場合を除き、病気か害虫が原因だと思われます。
このような場合の対策には、病気や害虫の駆除に効果がある薬剤や殺菌剤を散布するのが効果があります。まずは、病気か害虫かを見分けて、症状に合った対策を施しましょう。
芝生の病気と害虫の対策
十分に肥料を与え、病気と害虫から予防するように芝生の手入れと管理をすることが大切
芝生の病気と害虫の対策で一番大切なのは、芝生の病気と害虫が発生しない環境を作り、十分に肥料を与え、病気と害虫から予防するように芝生の手入れと管理をすることが大切です。
芝生を植える場合には、日当たりを考慮した場所に植えることが大切で、日光が十分に当たった芝生は、元気に育ち、芝生の病気や害虫の発生を防ぐことが出来ます。
ただし、十分に芝生の手入れをしていても、芝生が枯れる、色が枯れたようになる、などの症状が発生する場合があります。
このような芝生の病気の被害に遭った場合は、薬剤や殺菌剤を散布して、症状が回復するのをまちます。病害虫の食害などによる食害の症状が出た場合は、殺菌剤を散布するなどして、害虫の幼虫又は成虫を駆除します。
いずれにしても、被害の状況をよく観察し、芝生の病気か害虫かを見分けて、症状に応じた適切な薬剤や殺菌剤の種類を選ぶことが大切です。このような被害にあった場合に備えて、事前にきっちりとした知識を知っておくといざという時に役立ちます。
主な芝生の病気
夏の初めや、秋に発生しやすいさび病。春に発生する春はげ症
高麗芝などの日本芝は西洋芝に比べて、比較的病気に強い種類の芝生ですが、初夏や秋に発生しやすいのがさび病です。また春になっても芝生の新芽が出ない、部分的に剥げたような症状であれば春はげ症が疑われます。
西洋芝の場合はブラウンバッチ(葉腐病)が発生しやすく6月下旬から9月下旬に発生しやすくなります。
春はげ症
【症状】春先にかけて高麗芝に良く発生する病気です。春になって新芽が出てくる時期になっても部分的に剥げたような症状が現れます。
【対策】一度発生すると、再発する可能性が高い病気です。ダコニール水和剤、グランサー水和剤、パンソイル乳剤などを薄めて散布すると効果があります。
さび病
【症状】高麗芝などの日本芝によく現れる病気です。夏のはじめや秋に発生しやすく、葉に鉄さびのように黄色い粉が斑点状に発生します。
【対策】温度や湿度などの環境により自然に治る場合もありますが、再発する場合があるので、グリーンダイセン水和剤を薄めて散布します芝生の肥料が不足すると発生しやすくなりますので、肥料管理を欠かさないように手入れしましょう。
ブラウンバッチ
【症状】7月から8月にかけて西洋芝に発生しやすい病気です。部分的に円形で枯れて行き、放置しておくと被害が拡大して行きます。
【対策】チウラム水和剤、TMDT水和剤、オーソサイド水和剤を、病気の発生前から散布しておくと予防になります。
主な芝生の害虫
シバツトガ、スジキリヨトウ、スジコガネ(コガネムジ)が有名。
シバツトガ、スジキリヨトウ、スジコガネ(コガネムジ)は芝生の三大害虫といわれています。
三大害虫の中でもコガネムシ類は、芝生に発生する代表的な害虫で、成虫が、芝生の地中に卵を産み付けます。その卵からかえった幼虫が芝生の根を食べて成長する、食害という大きな被害を生み出す害虫です。
シバツトガ
【特徴】幼虫が芝生の新芽を食べる食害を起こしたり、芝生を黄色く変色させたり枯らしたりします。
【対策】8月から9月にかけて、カルホス乳剤かダイアジノン乳剤を薄めて散布して駆除します。
スジキリヨトウ
【特徴】5月から9月にかけて発生することが多く、大発生することがあり注意が必要です。夜に活動し、幼虫が芝生の葉や茎を食べる食害を起こします。
【対策】ダイアジノン乳剤もしくは、デュプテレクス乳剤を薄めて地中に散布して駆除します。
スジコガネ(コガネムシ)
【特徴】4月から5月に最も発生。幼虫が芝生の根を食べる食害を発生させます。また成虫も芝生に穴をあけて卵を産みます。
【対策】カルホス乳剤やスミチオン乳剤を薄めて散布することで駆除します。
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