芝生の手入れの注意点失敗しない管理方法
芝生の手入れにはいくつかの注意点があります
芝生を元気に育てるのには、十分な芝生の手入れが必要となります。ただし、芝生の手入れにはいくつかの注意点があります。
間違った芝生の手入れをしていると、芝生が元気に育たないどころか、病気や害虫などさまざまなトラブルの原因となり、最悪の場合は、芝生が枯れてしまうこともありますので注意が必要です。
逆を言えば、この注意点を守っていれさえすれば、普段通りの手入れをするだけで、元気で丈夫な芝生に育ってくれます。
このページでは、芝生の手入れの中で、特に注意しないといけない注意点と、元気に芝生を育てるポイントを紹介してみたいと思います。
但し芝生の手入れに十分な時間を避ける方は少ないと思います。特に、会社員・サラリーマンの方などは、週末しか芝生の手入れが出来ない事が多いと思います。そのような場合には、家族に強力してもらうなどして、効果的な芝生の手入れを続けて下さい。
雑草を増やさいないようにする
雑草はこまめに除草することがポイント
芝生の手入れの中でも除草は一番たいへんな作業ですね。除草の基本はテデトール(人の手による除草)ですが、少しでも放置しておくと、あっという間に雑草が増えてしまいます。雑草は成長してしまうと、抜きにくくなるので、雑草が小さい時に、毎日少しずつ手で抜くようにしましょう。
ただし、会社員の場合は「週末しか芝生の手入れが出来ない」という方も多いと思います。頑張って除草をしても1週間後にはまた雑草が増えていたとなれば、芝生に対するモチベーションも下がって来ます。このような場合には、芝生用の除草剤を使うという方法があります。
芝生用の除草剤には、既に生えてしまった雑草を枯らす効果に加えて、新たな雑草の発芽を抑える効果もあるタイプがありますので、まずは春先に散布すると良いでしょう。年に2〜3回程度の使用が限度なので、使いすぎないようにしましょう。
もちろん除草剤は使わないに越したことはありません。一番良い雑草対策は、密度の高い芝生を育てることです。密度の高い芝生は、雑草の発芽を押さえ雑草の成長を妨げます。
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夏場の水やりは涼しい時間に
夏場の水やりは、朝か午前中のなるべく早くに行こなう
一般的な植物と同様に、芝生にとって水不足は致命傷なので、夏場の暑くて乾燥する時期の毎日の水やりは必須です。ここで注意したいのは、夏場の日中の水やりです。
夏場の日差しがきつい状況での水やりは、水滴がレンズ上になり芝生の葉を焼くような状態になります。また水で芝生が蒸れたような状態になり芝生の病気の原因ともなります。
そこで、夏場は、朝か午前中のなるべく早くに水やりをしましょう。仕事や用事などで、朝の水やりが出来ない事が多い場合は、タイマー付きの自動散水機を導入しても良いと思います。
また散水の量は、一度にたっぷりとが基本です。地中深くまで水を染み込ませることで、芝生の根が水分を求めて根を地中深くまで伸ばすことで、元気な芝生を育てることができます。
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軸刈りはなるべく避ける
軸刈りは芝生にとって大ダメージなので要注意
芝生を一気に短く刈ってしまうことを軸刈りといいます。軸刈りは芝生にかなりのダメージを与えてしまいます。
芝生が成長する時は、葉の部分だけではなく、軸の部分も一緒に伸びます。芝生は茎の部分に成長点があり、この部分を刈ってしまうと、見栄えが悪くなるばかりか、新しい芽が出にくくなり回復まで時間がかかります。最悪の場合、復活せずそのまま枯れてしまいます。
芝刈り機の場合は、刈高を調整できるので軸刈りのリスクも少ないのですが、バリカンや芝刈り鋏で芝刈りをする場合は、軸刈りが起こりやすいので注意しましょう。
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伸びた芝生を刈る場合
芝生を伸ばしすぎた場合は少しずつ刈る
芝刈りは、絨毯のように密な芝生を育てる為にとても重要な芝生の手入れです。
芝生の成長期に芝刈りを怠ってしまうと芝生はすぐに伸びてしまします。芝生がよく育つ6月〜9月にかけては、最低でも週に一度の芝刈りが必要となってきます。冬は芝生が成長しないため、芝刈りの必要はありません。
伸びすぎた芝生は立つことが出来ず横に倒れてしまいます。伸びすぎた芝生は見栄えが悪い上に、このような状態では芝生の中で換気が出来ずに蒸れてしまうことなり、病気の原因となります。
6月〜9月となると、外出、旅行、帰省などの行事もありますので、なかなか毎週芝刈りというわけにはいかない場合もあります。このような場合は、通常の芝生の刈高は3cm〜5cm程度だと思いますが、これを普段より短めの2cm位にしておくと良いでしょう。
伸び過ぎた芝生を刈る時の方法
伸びすぎた芝生を一気に短く刈り込むと、軸刈りになってしまいますので、このような場合は、まずバリカンや芝刈り鋏などで、少しだけ芝生の葉を刈ります。これを日を空けて数回繰り返しながら、数回に分けて芝生を短くしていきます。
尚、リール型芝刈り機の場合は、リールが伸びた芝生を巻き込んでしまい、うまく刈ることが出来ませんので、バリカンや芝刈り鋏を使うと良いでしょう。
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夏場の施肥は涼しい時間に行う
暑い時期の肥料は、朝か夕方の涼しい時間に撒きます
暑い時期に芝生に肥料を散布する場合は、必ず朝や夕方などに行います。日中の暑い時間に肥料を散布すると芝生を傷めることになりますので避けて下さい。
肥料を撒く時にはなるべく均一に散布します。肥料の播きムラがあると肥料ヤケなどで芝生が変色したり部分的に枯れたりします。また肥料を散布したあとは、芝生に十分な水やりを行い肥料を落ち着かせてください。
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サッチングは年に1回
積もったサッチは定期的に取り除く必要があります
枯れた芝生や根、芝刈り時の刈りカスなどは腐った状態で芝生の下の層で堆積しています。これをサッチといいます。このサッチを放置しておくと、芝生の水はけや通気性が悪くなり、病害虫の原因となります。
そこでこのサッチを取り除く為に、サッチングやサッチ分解剤の散布が必要となります。1年目の芝生の場合は、サッチもあまり堆積していないので、サッチングの必要はありませんが、2年目以降の芝生の場合は1年に1回を目処にサッチングを行います。
時期としては春先に行うのが良いでしょう。何故なら、サッチング作業は芝生を傷めることにもなりますので、芝生の成長期の少し前、春先にサッチングを行うことで、少しでも早く芝生の回復をする出来ます。
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目土入れを適度に行う
目土入れで芝生を活性化させる
目土入れは、芝生に3mm〜6mmの暑さで土をかける作業です。2年に1回もしくは3年に1回をめどに行うことで、芝生の萌芽を促したり、細く密な葉を形成するなどの効果があります。ただし目土入れを頻繁に行うと、芝生を植えている地面の高さが他よりも高くなってしまうので注意しましょう。
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エッジ部分の芝刈り
ターフカッターで芝生の際を綺麗に仕上げる
芝生は匍匐茎を伸ばしながら成長するので、芝生の生え際部分を放置しておくと、匍匐茎が伸び放題になり見苦しくなります。
これは芝生が成長している証拠なのですが、見栄えが悪いので、ターフカッターなどを使いで根ごと切り落としてしまいましょう。ターフカッターを所有していない場合は、スコップや鎌などで代用できます。
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