サッチ【さっち】 | 【芝生用語辞典/さ行】
刈り草や冬枯れした芝生の葉などが枯れて腐った様な状態で集積したもののことをサッチといいます。
ある程度のサッチは、芝生にクッションを与えるので芝生にも良いのですが、サッチが溜まりすぎると、通気性と水はけを悪くするので、芝生のトラブルの原因になります。とくに病害虫が発生しやすくなりますので、定期的に取り除く必要があります。
関連情報
芝生を植えて1年目はサッチはほとんどありません。2年目くらいからサッチが徐々に増えていきます。このサッチを取り除くことをサッチングといい、芝生の手入れの中でも最も体力が必要な作業の一つです。熊手やレーキ使って取り除いて行きます。
手作業でのサッチングは、いままで大切に育ててきた芝生を傷つけているようでとても心が痛む作業です。芝生の根が熊手の先に引っかかり、ブチブチと根が切れていく感触がありあまり気持ちいいものではありません。サッチングのあとは目土入れをして芝生を労ってあげると良いでしょう。芝生は目土入れで早く回復してくれます。
お金に余裕がある方には、芝生に蒔くだけでサッチを分解してくれるサッチ分解剤をお薦めします。春から秋にかけて微生物がサッチを分解してくれる便利な薬剤です。
お金が有り余っている方には、サッチングマシンをおすすめします。サッチングマシンはサッチングを電動で行ってくれるセレブリティなマシンです。
関連用語
- サッチング【さっちんぐ】
- イデコンポ【いでこんぽ】
- サッチ分解剤【さっちぶんかいざい】
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