散水【さんすい】 | 【芝生用語辞典/さ行】
散水とは水をまくこと。「芝生に―する」。園芸に関わる散水は水やりとも呼ばれる。このページでは主に芝生の散水について説明しています。
芝生にとって散水はとても重要な芝生の手入れの一つ。散水の方法(頻度、量、タイミング)を間違うと芝生に悪い影響を与えるので注意が必要となります。
芝生は一般的な植物と同様に、散水が不足すれば芝生は水不足で枯れてしまいます。その反対に散水が多すぎれば、芝生が病気になったり苔や藻が発生する場合がありますので、常に芝生の乾燥具合を見ながら散水するようにしてください。
散水の頻度の目安
芝生(高麗芝)の散水は季節によって頻度が異なります。芝生の葉が丸まっているようであれば水不足のサインです。地域によっても異なりますが、高麗芝の散水の目安は
春:週2~3回を目安に散水。ただし5月から梅雨前の時期は乾燥しやすいので注意が必要。
梅雨:雨が降っている場合は散水は必要ない
夏:1~2日に1回を目処に散水を行う。この時期は水不足になりやすいので注意が必要。夏場の日中は散水を避ける
秋:週2~3回を目処に芝生の乾燥具合を確認しながら散水を行う。
冬:冬に成長しない高麗芝の場合は散水は必要ありません。
散水の時間は早朝が理想的です。夕方に散水しても構いませんが、湿気が多い日などは病気になりやすくなるので注意してください。日中の散水は、日光によって芝生が蒸されたような状態になるのであまりおすすめできません。ただし芝生に水不足の症状が確認できるようであれば、日中でも散水が必要です。
散水の方法
芝生の散水は、表面が濡れるだけではなく、地面まで水が染み込むようにたっぷりと行います。ちょっと多すぎるかなと思うぐらいでも大丈夫です。芝生への散水は水道のホースの先端に、散水ノズルを付けて散水します。むらなく散水してください。
広い庭(芝生)の場合はスプリンクラーを使うと効率的に散水することができます。スプリンクラーの種類には、円形の回転スプリンクラー、四角形に散水できるスプリンクラー、パルス式スプリンクラー等があります。さらにスプリンクラーと散水タイマーを組み合わせると自動的に芝生の散水をすることができます。
関連情報
芝生を植えた時から2週間ほどは、芝生を乾燥させないように基本的に毎日散水する必要があります。また粒状の肥料を施肥した場合は、散水をして肥料をなじませる必要があります。
関連用語
- 芝生のみずやり【しばふのみずやり】
- 散水ノズル【さんすいのずる】
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