芝生の除草【しばふのじょそう】 | 【芝生用語辞典/さ行】
芝生の除草(しばふのじょそう)とは、人の手や様々な道具・薬剤を使い、芝生に生えた雑草を取り除く作業のことである。
人の手で雑草を取り除くことをテデトールとも言う。
基本的には雑草の根から取り除くことが理想とされている。この場合、人の手を使って取り除くか、除草剤を使って根から枯らしてしまう方法が考えられる。
尚、芝刈り時に、芝生と同時に雑草を短く刈ってしまうことを「芝生の除草」とは呼ばない。
芝生除草の目的
芝生の除草を目的で分けると、ひとつは芝生の見た目を良くするためである。
芝生に求められていることは庭のグランドカバーであり、庭をおしゃれにかっこ良く演出するための小道具である。その芝生に雑草、特に芝生より背が高く目立つ雑草は、生えていたらかっこ悪いのである。
こうしたことから、芝生を植えている家庭では、芝生シーズンになると毎週と言っていいほど、芝生の除草を行うことが定着している。
もう一つの除草の目的は、芝生の成長を妨げるのを防ぐためである。
雑草も他の植物と同様に、地面の中の栄養を根から吸い上げて成長してく。そのため芝生用に散布した肥料などを雑草が奪ってしまうことにより、芝生の成長が阻害されてしまう。また、雑草の根が、芝生の根の成長を邪魔してしまい、貧弱な芝生に育ってしまう可能性がある。
このようなことを防ぐために、芝生の除草は必要であり、最も基本的な芝生の手入れの一つとなっている。
芝生除草の方法
生の除草には様々な方法がある。また頻繁に行われ、面倒くさい作業であるため、様々な除草道具などがある。
狭い範囲であれば、人の手による除草(テデトール)が、経済的・効率的であるが、広い面積であれば除草剤を使ったほうが効率的である。
人の手による除草(テデトール)の場合は、コツコツと辛抱強く雑草を抜き続ける根気が必要となる。
またこの作業で使用する雑草取りの道具が、ホームセンターなどで販売されている。
この作業では、芝生の根から引き抜くことが理想とされているが、雑草が茎の部分で引きちぎれてしまい、根が土の中に残ったままになることが多くあり、問題となっている。
広い面積の芝生を除草する場合は、芝生用の除草剤を使えば、効率的であり、雑草を根から枯らすことができる。
この時は芝生用の除草剤を使用することが必須となる。芝生も草の一種なので、通常の除草剤では芝生そのものが枯れてしまうからである。
ただし、除草剤にはリスクもあり、夏の暑い時期で芝生が弱っている時に芝生用の除草剤を使用してしまうと、芝生を枯らしてしまう危険がある。
また小さい子供がいる家庭でも、子供が誤って芝生を口に入れてしまう可能性があるため、除草剤の使用は極力避けるべきである。
関連情報
芝生の除草とは方法が違うが、芝生に雑草を生やさないという同じ目的であれば、芝生の密度を上げるという方法がある。
密度の高い芝生は、芝生に落ちた雑草の種子が地面に届くのを防ぐため、雑草が生えにくくなるという状況が発生する。
ただし、密度の高い芝生を維持するためには、芝刈り、水やり、肥料の回数を増やすなどして、こまめなメンテナンスを行う必要がある。
雑草の処理
都市部であれば、雑草を捨てる場所がないので、燃えるゴミとして出す方法が主である。
地方であれば、空き地などで捨て置かれることが多いのではないか。捨てられた雑草はバクテリアにより腐敗し分解され、土の中の養分となっていく
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