暖地型芝生【だんちがたしばふ】 | 【芝生用語辞典/た行】
芝生に使われる芝草は約30種類程ありますが、その中で高温多湿に適応した芝草を「暖地型芝生」と呼びます。夏芝や夏型芝と呼ばれることもあります。
日本では、春〜秋にかけて緑の芝生を楽しむ為に使用されます。
暖地型芝生の特徴
生育する気温は23℃〜25℃。暑さに強く、乾燥や病気にも強いので、管理しやすいのが特徴です。
23℃以下になると成長しなくなり、冬になると冬眠し地上部分の葉は枯れて茶色になります。春になると再び成長を初め、緑の芝生になります。
暖地型芝生は寒地型芝生に比べて病気になりにくいので、初心者向きの芝草と言えるでしょう。
暖地型芝生の特徴まとめ(品種によって例外もあり)
- 生育適温は23℃〜25℃、10℃以下で成長が止まる
- 暑さに強く、寒さに弱い
- 乾燥に強い
- 病害に強い
- 匍匐茎で横に広がる
- 草丈は高くならず横に広がる
- 寒地型芝生に比べて葉が硬め
暖地型芝生が適している地域
暖地型芝生(夏芝)は、日本では関東より西の比較的温暖な地域が向いています。寒さには弱いので、北海道や東北の北部で育てることは難しい。
暖地型芝生の種類
芝草の種類(芝生に使われる)は30種類ほどありすべてがイネ科の植物です。日本芝は(野芝、高麗芝、姫高麗)すべてが夏芝になります。西洋芝の夏芝はバーミューダグラス類が有名です。
日本芝の暖地型芝草
すべての日本芝(野芝、高麗芝、姫高麗芝)が暖地型芝生になります。
野芝(ノシバ)
北海道から九州まで自生している芝草。草丈は10~20cm程度で葉は大きめで固いのが特徴です
高麗芝(コウライシバ)
日本で最も芝生に利用される芝草。日本の気候に最も適しています。草丈は6~12cm程度で、踏圧や病気に強い芝草です。
姫高麗(ヒメコウライシバ)
高麗芝の中でも葉が細い芝草を姫高麗といいます。低刈りにも耐えるので、密度が高い美しい芝生を作ることが出来るが、高麗芝に比べると管理が難しい。
TM9
トヨタ自動車が開発した品種で、高麗芝の一種。草丈は半分くらいしかなく、芝刈りの回数が少なくてすみ、比較的管理が楽な芝草です。
ビロードシバ
ビロードのような非常にきめ細かい葉が特徴。密度が高い綺麗な芝生を作る事ができるが、デリケートなので育てるのには注意が必要となります。
西洋芝の暖地型芝草
西洋芝には、寒地型芝生と暖地型芝生がありますが、暖地型芝生で最も有名なのがバミューダグラス類です。
バーミューダグラス(ティフトンシバ)
高麗芝に近い特徴を持っている西洋芝。繁殖力が高く、成長が早いのが特徴で、その分芝刈りの手間がかかる芝草です。
バヒアグラス
アメリカでは主に牧草として使用されている芝草ですが緑化用としても使用できます。暑さには極めて強く、九州では冬を越すこともできます。
セントオーガスチングラス
葉が幅広く荒いのが特徴の芝草。成長が早く、日陰や塩害にも強いのが特徴です。雑草も生えにくいので除草の手間がかかりません。
センチピードグラス
和名でムカデシバと夜荒れており、ムカデのような匍匐茎で拡がりる芝草です。主にグランドカバーや法面の保護として使用されています。
シーショアパスパラム
葉がきめ細かい芝草。芝草の中では最も耐塩性が高いと言われており、ストレスにも強い特徴を持っています。各種ストレスに非常に強い芝です。
関連用語
- 高麗芝【コウライシバ】
- ティフトン419【ていとん419】
- バミューダグラス類【ばみゅーだくらするい】
- 姫高麗芝【ひめこうらいしば】
- 日本芝【にほんしば】
- 西洋芝【せいようしば】
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