芝生の冬枯れ芝生が冬に枯れる理由
冬は茶色く枯れたようになる日本芝
高麗芝、姫高麗芝、ノシバなどの日本芝は、暖地型芝草(夏芝)と呼ばれるように、九州より北の地方では、春から秋にかけてが芝生の成長期であり、気温が摂氏10℃を下回ると成長が止まり、冬の間は休眠期に入ってしまい、芝生の葉が茶色く枯れてしまいます。
芝生の葉は、枯れていまい成長も止まってしまいますが、春になり気温が摂氏15℃以上になると再び成長が始まり、新目が出始めることで緑色の芝生に戻り始め、夏は青々とした「青芝」になります。日本では唯一、沖縄県が、平均気温が高いために、ほとんどの暖地型芝草(夏芝)は休眠せずに、一年中緑の芝生を保つことができます。
冬の間は緑の芝生は楽しめないのですが、春、夏、秋、冬と芝生の色で季節感季を感じることが出来、風情があって良い物です。また、冬の間の休眠期の間は、芝生の手入れはほとんどしなくても良いので、寒さに耐えながらの庭仕事もしなくて済みますので、寒がりの人にとってもオススメの芝生の種類です。
冬枯れした芝生の手入れ
休眠期前・休眠期中の芝生の手入れ
暖地型芝草(夏芝)は、九州より北の地方で、10月の中旬から休眠期に入りますが、芝生が休眠期に入る前には、下記のような手入れを済ましておくと良いでしょう。
施肥
芝生が緑の状態のうちに、肥料を散布してください。休眠期に入る前に芝生に十分な栄養を与えると、春の発芽時期に綺麗な芝生が成長することができます。
芝生の肥料目土
芝生が休眠期に入ると、踏まれたりして傷んだ芝生は再生することが出来ません。冬の間の芝生を保護するために、この時期に目土をかけておいて、芝生へのダメージを最小限に抑えましょう。
目土入れ芝刈り
九州より北の地方では、10月の中旬がシーズン最後の芝刈りになると思います。シーズン最後の芝刈りは、50mmほどの刈り高で、やや長めに刈り込みましょう。あまり低く刈りすぎると、芝生の根を保護するためのクッション性が無くなるので、芝生にとっても良くありません。
芝刈りと刈り込み土壌処理剤
冬の間の雑草は、芝生が茶色いのに、雑草は緑色なので、かなり結構目立ってしまいます。冬の間に雑草が生えないように、土壌処理剤(雑草の発芽を抑える除草剤)を散布しておくと、冬の間の管理(除草作業)が楽になります。
芝生と除草剤休眠中の手入れ
基本的に、芝生が休眠中の時期は、芝刈りや施肥などはしなくても大丈夫です。ただし冬枯れした芝生は、放っておくとサッチになり、病気や藻の発生、害虫の住処になるなど、芝生のトラブルの現員になるので、春になって新目が出る前に、枯れた芝生を刈り取ってしまいます。
枯れた芝生の除去には「芝焼き」という、火を使い、枯れた芝生を燃やしてしまう方法もあります。
上記の方法以外にも、サッチングも効果があります。このように新目が出る前に枯れた芝生を除去することで、春に生えてくる新芽が綺麗に育ってくれます。
サッチングの方法↓有機質肥料のおすすめ<
↓目土も大量に買う場合は通販が便利。家まで届くので運ぶ手間も少なくてすみます。
↓芝刈り機は刈高の調整ができるタイプを選んでください。
↓除草剤は、除草効果だけではなく、3ヶ月から4ヶ月の防草効果が続くタイプを選んでください。
↓サッチングは疲れる作業なので、下記のような道具を用意すると良いでしょう。
一年中緑の芝生
一年中緑の芝生にするには?
冬の間の枯れた芝生も風情があって良いものですが、冬の間も綺麗な緑色の芝生を楽しみたい方は、西洋芝(寒地型)を植える方法があります。ただし、西洋芝(寒地型)は、手入れや管理が難しく、夏でも涼しい地域でないと、夏の間の暑さを乗り越えることは出来ません。
暑い地方で一年中緑の芝生を楽しみたい方は、高麗芝をベースに、秋に西洋芝(寒地型)の種を植える、オーバーシードという方法があります。オーバーシードをすると、春から秋にかけては、暖地型芝草(夏芝)を楽しめ、冬の間は西洋芝(寒地型)の緑を楽しむことができます。春には再び暖地型芝草(夏芝)に戻して一年中緑の芝生を楽しむ事が出来ます。
西洋芝の特徴・種類↓芝生の着色剤で緑にしてしまう方法もあります。ゴルフ場などで使われています。
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